めんどくさい百合おじブログ

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めんどくさい百合おじさんが百合について語ります

【C96】サークル初参加の振り返り

どうも、百合おじです。

 

既に一週間近く前の話ですが、コミックマーケットC96にサークル側として初参加しました。

今回は初同人誌作りにおいての多数ある反省点や、今後またサークル参加する際の戒めをここに記しておこうと思います。

 

 

今回出した本について

以前から考えていた「ジャンルとしての百合」を語る評論本として「百合おじさんの百合語り」というタイトルで本を作りました。

 

当初は20ページ前後の本を予定していたはずが、友人3人に表紙とゲスト寄稿をお願いしてもらった結果、コピー本でありながら40ページ(上下段、計19600文字)という中々読み応え(?)があるものが仕上がったことは非常に嬉しかったです。

 

しかし、製本する際に問題点が何個かありました。

・印刷代が200円/1冊にも関わらず、事前に「コピー本だし高くても200円/1冊でしょ」という勢いで先走って宣伝ツイートをしてしまったので、結果的に1mmも利益が出ない形になってしまった事

・(コピー本なのに)厚みが出てしまいホッチキスが通りにくく製本作業にむちゃくちゃ時間を取られた事

etc...

 

また、上記の件は印刷に関してですが、本の中身であれば
・具体的なネームを書かず、その場その場で思い浮かんだ内容を書いていた為、話の運び方(段取り)に非常に苦労した事

・上記の件からゲスト寄稿の依頼内容が不明確だった為、友人のネタ出しに苦労させた事

etc...

 

とこちらに関しては挙げ出したらキリがないぐらい色々やらかしました。

 そもそも評論本とはいえ「ジャンル」という大きな枠組みで書き始めたことが問題な気がするので、もし今後評論として百合を語ることがあれば「一つの作品」や「一つのカップリング」について絞って書くことを今回で学びました。

 

サークル参加当日のレポ

ここからはコミケ当日のレポートをツイートと共に振り返ります。

 

会場到着

今までコミケと言えば有楽町線ゆりかもめ豊洲始発で参加していたので、こんなに余裕を持って会場に到着するのは人生初の経験でした。

一度サクチケの素晴らしさを味わってしまうと始発組にはもう戻れないですね...

 

設営完了

ぶっちゃけ「コピー本20部しかないし準備もクソもないな」という感じでした。

7時半~9時の間にサークルは入場していないといけないため余裕を持って設営は済ませましたが(一人でサークル参加してたこともあり)開場までめちゃくちゃ暇。

周りのサークルさんを見るとのぼり旗、ブックスタンド、POPスタンドを巧みに使っていてレイアウトへの拘りが半端なかったです。こういうところで歴戦の猛者達に格の違いを見せつけられました。

当日の売れ行き

この写真はラスト1部になったときにメモ書きと共に撮影したものです。

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10時台:5冊(交換1、知り合い1、20代男性3人)
11時台:6冊(知り合い2、5000円札出し中国人1、20代男性1、30代男性1、60代前後男性1)

12時台:7冊(知り合い2、20代男性3人、40代男性1、60代男性1)

13時台:2冊(知り合い1、20台後半の女性1)

 

計:20人(内訳:交換1、知り合い6人、20代男性7人、30代男性1、40代男性1、60代男性2、女性1、中国人1)

※年齢は外見だけで判断してます。

 

という集計になりました。

ここから何が分析できるわけでもありませんが
・ラスト一冊を手にとっていただいた女性

・200円の同人誌に5000円札を出してきた中国人

・見本誌を渋い顔しながら見つつも購入していただいた60代男性

上記の方々は特に印象に残っています。

このように買って頂いた方の顔がその場で見れるのはやはり「同人誌即売会」の醍醐味だなと感じました。

 

完売

大変ありがたいことに13時22分頃に19部全て(1部はお隣のサークルと交換した)完売しました。

初参加の無名サークル+売り子が自分一人+灼熱地獄という最悪な条件の中で買っていただいた方々には頭が上がりません。

 

おわりに

結局のところ一番の問題は「気力」だと思います。

社畜として平日5日間働き、帰ってきたら同人活動をする」といった一連の流れは正直かなり疲れました。

「このライフスタイルが染み付いていないだけ」と言ったらその通りですが、これを大昔からずっと続けている諸先輩方には全く頭が上がりません。

とはいえ、人生で初めて「何かを成し遂げた達成感」に一週間経った今でも浮かされているのも事実です。持ち込んだ20部が完売することができたのは、時間の少ない中で表紙の作成とゲスト寄稿をしてくれた友人達と、当日の糞暑い西館まで「百合おじが本を出すから」という理由で来てくれたツイのオタク達のおかげです。

色々書いていますが、自分としても「発信」することをやめてしまったら「コンテンツを消費するだけの弱いオタク」になってしまうという想いがどこかにあるので、自分の作品(???)を現物に残す意味でも今回の反省点を踏まえてまたいずれ同人誌を作りたいですね。(とか言いつつ冬コミは不参加)

 

おわり