【ネタバレなし】少女軌道のリユニオンEpisode1~3 紹介と感想
久々すぎてブログの書き方を忘れました。
PARTICLEから先行発売された「少女軌道のリユニオン」Ep1~3のネタバレなし感想になります。
新規開拓の意味で1万円をお布施しました。
1本あたり本編約70~90分と、聴き応えばっちりなので
時間と心とお財布に余裕がある皆様はご検討ください。
作品紹介
公式サイトで概要、世界観、キャラクター説明等々が事細かに載っているので手短に。
りりくるシリーズなどを世に送り出している「PARTICLE」の新シリーズとして展開された 今作「少女軌道のリユニオン」は濃い目のSF+百合で構成されています。
公式で終末ガールズいちゃラブシアターと銘打ってるだけあって
主要キャラの6人を除いた一切のキャラクターが出てきません。
また、各Epごとにメインとなるカップリングが決まっているので
3本全て購入せずともキャラデザ、出演キャスト、あらすじ、視聴版などから
好きなEpだけ手にとるのも全然ありだと思います。
ちなみに一般作品だけあってえっちはしませんが、甘々のキスシーンは3組ともあります。
個人的には
ダダ甘を求めるなら→Episode1 ポーラ&マリー
切なさからの甘さを求めるなら→Episode2 ラムダ&メオリム
シリアスからの初々しい甘さを求めるなら→Episode3 ピアレット&テレサ
こんな感じの認識です。
Episode1『embrace device』
ステラドール(人間とほぼ変わらない見た目をしているアンドロイド)の姉妹である
姉のポーレア(通称ポーラ)と妹のマリューシカ(通称マリー)の姉妹百合。
二人はプリムヴェール(彼女たちが暮らす宇宙ステーション)の案内型としての役割を持っており、完璧主義のマリーはいつもだらしなくしているポーラのことを内心大好きだけど素直になれずに少しばかり邪険にしてしまう感じ。
そんな誰が見てもお互いのことを好きあっている二人のちょっとした行き違いや
姉妹として生まれた理由がEp1では描かれているので。王道を味わいたいならこれ。
ポーラに対してTHE・思春期を発動させているマリーがとても可愛いんですよ。
彼女たちステラドールはサイクルという概念があって、サイクルを重ねていくうちに人格形成にも影響が出てくるのがなんだか人間らしくて好きですね。
Episode2『星くずのReminiscence』
実体を持たないアバターホログラムのメオリムと、元人間でありながらサイボーグ化されたラムダのおねロリ。
メオリムはプリムヴェールの設備点検、保守を任されているホログラムだが、記憶回路に異常が出ており業務以外の記憶を保持することができない。
そのことを重く考えずに楽しそうに日々を送るメオリムに対して、人間だった頃の辛い過去を持つラムダは居心地の良さを覚える。そんな百合。
このEp2、全Epの中でも最長の89分となっており、それだけガッツリと二人の掘り下げがされています。
「愛し合っているけど触れることができない切なさ」がめちゃめちゃ好きなので、それを百合でやってのけるのは少女軌道のリユニオンの魅力ですね。
先行発売の特典として聴くことができる約30分の追加エピソードでこの二人のめちゃめちゃ好きなシーンがあるのにそれが一般発売組には入手不可なのがとても悲しい。
Episode3『ネバーエンド∽トゥルーエンド
コールドスリープから目覚めた人間の少女ピアレットと、施設管理型ステラドールのテレサの一筋縄じゃいかない百合。
CVの組み合わせは完全に某コンテンツを意識してる
ピアレット好き好き~なテレサと、普段はちょっと大人びてるけどテレサの前だと年相応に戻るピアレットのそんな百合。
正直この二人についてはとんでもない設定が隠されてるカップリングなのでネタバレなしだと何も語れないのがもどかしい。
色々あって一番初々しいんですよ!!
ここだけでも興味があれば聴いてほしい。
総評
正直PARTICLEの百合ドラマCDをなめておりました。
ステラドールの姉妹、サイボーグとホログラム、ステラドールと人間というそれぞれ違った組み合わせながら、ここまでちゃんと恋愛していると思いませんでした。
終末世界という土台も相まって徹底されている二人だけの世界。
相手を好きになった経緯や葛藤、故に生じる衝突。
その後のイチャイチャシーン。
これでもかという王道の百合がこの70~90分の中に詰め込まれていました。
ちゃんと恋愛をしている百合(明確に恋愛感情があり、描写はなくとも肉体関係まで発展する関係になっているもの)が好きということもあり、ドラマCDながら女の子同士の関係が丁寧に描かれていると笑顔になってしまいますね。
オタクコンテンツの中でも(売上的に)ニッチなジャンルの百合。
その中のドラマCDというニッチすぎる商品にたどり着く層は正直少ないと思います。
それがオリジナル故の手の出しにくさなのか、本当に存在を知らないのかはさておき。
頼むからもっと多くの百合オタクの目に停って売れて欲しいと願うばかり。