めんどくさい百合おじブログ

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めんどくさい百合おじさんが百合について語ります

【百合ゲー感想】「FLOWERS四季(夏編)」春編とは比べ物にならない程の名作でした。本当にどうもありがとうございました。

どうも、百合おじです。

 

今回は4月に引き続き「FLOWERS 四季」の攻略感想となります。

 

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ちょうど2ヶ月前に春編の感想を書いたので、この記事を書くまでに如何に体たらくだったが伺えますが・・・

まあそれはそれとして、いざ夏編を始めてみると

八重垣えりかが今回も非常に可愛い。

キャラや雰囲気にも慣れたこともあって、気がつくとあっという間に終えてしまいましたね。

詳細は各項目にて述べたいと思います。

 

 ↓春編感想

新キャラである考崎千鳥の魅力

真っ先に述べたいのは夏編からの新キャラである崎千鳥(たかさきちどり)の事。

僕は夏編をプレイしていて彼女の見事なンデレムーブにやられました。

特に、最初はいがみ合いながらも「どこか似ている部分がある」と言われている二人の距離がぐっと近くなるイベントの「朗読劇」がめちゃくちゃ好きです。

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このやり取り、夏編で一番好き

朗読劇を終えてから初めて二人が本音で語り合うようになり、遂には千鳥から名前で呼ぶシーンはめちゃくちゃ悶ました。”関係性”ってこういうことを言うのだと思います。

 

次に僕が好きなのは「千鳥がえりかへの恋心を自覚するシーン」です。

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紆余曲折ありながらもアミティエとして確かな信頼を築いてきた中で、えりかがバスキラ教諭の話をしていることに嫉妬してしまう千鳥がめっちゃ可愛いんだ。

新しく発見したことを「自分ノート」に書いていくのを習慣づけている千鳥が「自分ノート」に「えりかが好き。」と記しているのが発覚するまでの一連の流れ含めて、このシーンは「うわあああああこれでこそ百合ゲーだよ!!!!!」とリアルに頭抱えてしまうぐらいには好きです。

夏編には部分部分で千鳥視点でのモノローグが入ることもあり、春編と比べてよりカップリング相手(?)の考えてることが理解しやすくなった点でも百合ゲーとして完成度が上がったのではないかと思います。

 

 そして最後に挙げるのは好印象分岐(?)でしか見れないこのシーン。

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舞台前日に千鳥からえりかにした「お願い」がこれだよ!!!!

女優である彼女は学校の発表会とは比べ物にならない程大きい舞台でも踊った事があるのにもかかわらず、わざわざえりかに「キスをして緊張を解して欲しい」なんてずるいよ~~~~~~~~~!!

それと緊張して赤面してるえりかが本当に可愛い。

彼女にこういう表情をさせることができるのは考崎千鳥だけなので、尊いですね。

 

非常にわかりやすくなったミステリー要素

春編レビューで挙げた不満点の一つに

ミステリーと呼べないお粗末な推理パート」

と記載しましたが

夏編はそこが大幅に改善されています。

具体的に述べると「推理パートで出てくる選択肢がとても素直になった」ことで

事前に張られている伏線を飛び越えた選択肢が用意されているのが大半なため推理要素は殆なく選択肢の総当たりでしか解決できないのは如何なものかと

このような総当たりを試すことが完全に無くなったので、ある意味人によっては物足りなくなるレベルで簡素化しました。

この改良っぷりを見るとリアルタイムでプレイしていたユーザーからよほど不満が挙がったことが伺えます。

僕のように「百合>>>>謎解き要素」と考えているプレイヤーからすると足を引っ張る点でしかなかったので、まあ仕方ないですね。

 

しっかり役目を果たすエンディング分岐

 春編と違い最初から最後までえりかと千鳥の二人に焦点が当てられているため、好感度(選択肢)によって違うエンディングが見れたのも春編からの改善だと思います。

それでは一つずつ感想を述べていきます。

 

離別END

通称「夏版 向坂マユリEND」

病気のことも告げず舞台を終えてえりかの元から千鳥が離れていくこのエンディングは春編の蘇芳とマユリを思い出せて物悲しくなりますね。

ただ、このEDで春編と唯一違うのは

「えりかは蘇芳と違って千鳥が去った真相を探ろうとしないこと」

だと思います。

ここの春と夏の主人公の考え方の違いが明確に現れていて、これはこれで僕は好きです。

 

友達以上恋人未満END

「千鳥がえりかとの繋がりを得たことで再びバレエの世界に戻る決心をする」

これは夏編の一つの答えだと思います。

千鳥の両親や、千鳥自身の夢のために好きになったえりかと離れて夢を追うこのエンディングは、ひたすらに前向きだけど切なさが溢れ出る「THE・百合の王道と言った感じでしょうか。

えりか自身も「あいつがいない学園生活なんて考えられない」と言ってしまうぐらい千鳥のことを好いているのにも関わらず、千鳥の背中を押すために”家族”だからどんなに離れてても繋がってる」と涙ながらに口にするシーンは夏編一番の泣きポイントだと思います。

恋人END

ただひたすらに幸せ。

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あの八重垣えりかがここまで人に惚れるのかと思わせてくれるニヤニヤっぷりを展開してくれます。

春編があんな感じで終わってしまったこともあって、夏編はこれぐらい甘ったるくても許されてしまうぐらいには甘い。

この幸せな二人を見てしまうと「親友END」もいいけどこっちが好きだなー!となってしまう僕を許してください(?)

えりちどForever。

 

ダリアEND

うーん、これは好きじゃない!w

おわり

 

True END

恋人ENDが「甘い」のであれば、Trueは「爽やか」

恋人ENDと唯一違うのは「えりかの望みが叶う」ことでしょうか。

ラプンツェルの朗読劇」を通してえりかは舞台の上に立つということ知り、「オーロラ姫のバレエ」では激しくも情熱的な踊りを披露する千鳥に惹かれ、えりかは

「また千鳥と一緒に何かをすること」がしたかったのではないかと思います。

だからこそ、千鳥に初めてあった時から気になっていた「歌」なのではないかと。

千鳥がずっと口ずさんでいた歌をえりかが「(聴きすぎて)いつの間にか覚えていた」というのは二人の関係の経過を表しているとても好きな表現です。

二人で青空に向かって歌って夏編が終わるこの幸福感は「このゲームを買って良かった」と思わせてくれること間違いないでしょう。

 

おわりに

FLOWERS夏編、本当にオススメです。

いっそのこと「FLOWERS」ではなく「八重垣えりかと考崎千鳥の物語」としてこの夏編だけプレイしていただくのもアリではないかと思うぐらいにはプレイ後は幸福感で満たされています。

このままのモチベで秋編に行ければいいのですが、コミケに受かってしまったこともあり悩みの種が増えました・・・

とりあえずコミケまでに「四季」を終えたいですね・・・

それではまた秋編の感想で。

 

おわり