どうも、夏コミが今週末迫ってきてるけど電子書籍に移行してから同人誌に手を出してない百合おじです。
今回は僕が好きで好きで止まない「竹嶋えく」先生の読み切りをまとめた単行本「君に好きっていわせたい」の感想です。
僕が竹嶋えく先生を知ったのは、コミック百合姫が月刊化に伴って新連載を10本一気に始めたときでした。
「晴れの国のあっぱれ団」という岡山を舞台にした漫画の連載が始まり、
「こんなに可愛い絵の作家さん連れてきたの!?百合姫編集部有能!!!」
と喜んでいたのも束の間、たった1巻で「あっぱれ団」は終わってしまい、僕は本当に哀しかった。
「こんなにも可愛い絵で百合を描いてくれる作家を切り捨てるなんておかしい」と
それから2ヶ月程したら百合姫で竹嶋先生の読み切りが毎月載るようなり、更には百合姫だけではなくおねロリアンソロジーにまで参加されてたりと「もしかして罪滅ぼしかな?」と思ってたりしたところに、こうやって短編集として単行本化されたので1ファンとして非常に嬉しいです。
やればできるじゃねーか百合姫編集部
さて本題の「君に好きっていわせたい」の感想です
「君に好きっていわせたい」
「君が好きっていってきた」
いやーーーーーー!!!!
かわいい!!!!!
付き合って1回も好きって言われたことがないから好きって言って欲しい!→恥ずかしいから言えなかった、今度から毎日好きっていうね→好きって言われすぎてきゅんきゅんしちゃう!
というちょっとめんどくて非常に可愛いバカップルの2話に渡るイチャイチャ話。
この単行本の表紙を飾る2人だけあって魅力が詰まってるんですよね…
「ちゃんと好き(付き)合ってるし、相手と一線を超えたい!」って気持ちの描き方も非常に丁寧で、こんな可愛い絵でそういうシーン描かれたらニヤニヤしてしまうのも仕方ない。
てぇてぇ…
「うちの猫が可愛い幼女になるなんてっ!」
一人暮らしのOLと怪しいペットフードを食べて幼女に擬人化した猫の話。
タイトル通りですね。
「ペットが擬人化してご主人様大好き幼女になる、こういうおねロリもあるのか…」という新しい境地に辿り着けました。
やっぱり可愛いは正義!w
「スーパーメイドにお任せください!」
ちょっとマセてるお嬢様とお嬢様大好き完璧メイドが大人のキスまでしちゃう話。
「そういうのは心から好きと思える人とするものです」とお嬢様大好きメイドが大人の意見をぶつけたところに「そんなことは分かってるです!心から好きと思えるから頼んでるです!」
と尊さ判定5000兆点叩き出す答えが返ってきてオタクスマイルになりました。好き。
「ニートなお姉さん拾いました」
嫌なことが断れないノンケOLとパッと見歳下に見える呑んだくれお姉さんが同棲する話。
こういう甘々だけじゃなくてちょっとすれ違いがある話も好きなんですよね…。
なし崩し的に拾ったお姉さんと一緒に住むことになったけど、気がついたら仕事で疲れてる自分の心を癒してくれる存在になってて、自分でも気づかないうちにその人に惹かれていたって王道。
やっぱりノンケの子が女の子を好きになる展開はこの世で一番の好物と言っても過言じゃないかもしれない。
「みゆりのしろちゃん」
冬に作った雪だるまが擬人化して恋人なってくれる話。
いつも家族が忙して1人だと寂しいから友達代わりに作った雪だるまが人間になって会いにきてくれる。
こんな嬉しい話ある?
雪だるまの方も神様にお願いして人間にして貰って会いに行くとかいうこの愛。
実はこの単行本の中で一番好きな話かもしれない。
是非この話だけでも読んでほしい。
「へんあい」
ヤンデレちゃんに全て仕組まれてるとは知らずにウキウキで付き合ってしまう女の子の話。
この単行本の中で唯一黒い(?)要素がある作品ですね。
「こんな可愛い子と付き合えるなんて運命みたいだ!」って喜んでるけどその運命は私がしくんだものですからね
って言う女の子の黒い感情が出てこれはこれでアリだと思いました。
以上の7作品、計6組の百合っぷるが載ってる短編集です。
冒頭でも触れてますが、竹嶋先生はここ数年だと絵柄がぶっちぎりで好きな作家さんなので、もしこのブログを読んだ方がいらっしゃれば是非「君に好きっていわせたい」の購入を検討してほしい。
というか買って欲しい。
僕が望むのはそれだけです!!!
竹嶋先生最高!!!!
ではでは