どうも、百合おじです。
今回は僕が今買ってる百合漫画の中でも半端なく好きな
「熱帯魚は雪に焦がれる(はにがれ)」の4巻の感想です。
この表紙の帆波先輩の表情、色々想像できてヤバない?(語彙力皆無)
山椒魚と蛙について
今回の4巻でガッツリ掘り下げられましたね。
そもそも1巻(というか1話)から
・「ああ寒いほど独りぼっちだ!」
・「岩屋(水族館)」
・「いっそ蛙になれたらいいのにな・・・」
等々、「山椒魚」のオマージュのようなセリフが散りばめられていました。
その中で、1話ラストの小夏ちゃんの
「先輩がその意味に気づくのはもう少し先のお話」というモノローグにある
”その意味”に帆波先輩が気づいたというのがまさに4巻のお話(ここまで前置き)
ここで一つ、言わせてください。
出会ってすぐの先輩に
「蛙になりたい(ずっと一緒にいたい)」って面と向かって言っちゃう小夏ちゃんなんやねん!!!!
先輩もこの意味に気づいてしまい、間違いなく二人の物語が加速しましたね。
そして問題なのが4巻最後のシーンのモノローグ
あえて深く言いませんが、これはもう恋では?
間違いないと思います。
4巻全体を通して帆波先輩→小夏ちゃんへの描写が多めだったのは
この最後のシーンに持っていくためだったのかと思うと非常に納得できます。
完全に構成の勝ちです。
ここすきポイント
4巻で改めて思ったのですが
はにがれはセリフを発さずに、ページの使い方で勝負してるシーンが多いのが魅力的だなと。
表情や気持ちの変化が非常に丁寧に描かれていることもあり
ちゃんと百合の漫画として面白いことが個人的にとても評価しています。
つまり
ここの小夏ちゃんの
「もう、しょうがないな」みたいな表情が
最高!!!!!!!!!
あえて次にページは貼っていませんが、こんな表情されて「ん、おいで」なんて言われたら先輩もハグしちゃうでしょ。
先輩が風邪引いたときといい、小夏ちゃんのこの包容力はズル。
ここすきポイント2
個人的に百合において看病ってシチュエーションがとんでもなく好きです(唐突)
片方が風邪や熱でダウンしてるときに、もう片方が突然家にやってきて看病するやつですね。
ダウンしてるときの心細さや寂しさがその子が来てくれるだけで一気に吹き飛ぶって凄くないですか?
そんな前向きな感情に変えてくれる百合って美しいなぁ~~~~~~!
つまり
看病って神イベントの終わり間際に
初めて相手を下の名前で呼ぶのズルすぎる!!!!!!!!!!!!!
ここで頭抱えなかった人いますか?
僕は読んでてしばらく頭を抱えてしまいました。
帆波先輩に感情移入させておいてからのこの不意打ち。
完全に小夏ちゃんの勝ちです。ありがとうございました。
まとめ
はにがれ4巻、まさに小夏ちゃん無双でした。
格別小夏ちゃんが変わったというわけではないのですが、帆波先輩がメインで進むとこうもイケメンに映るのかと!
そして、先輩の進路や卒業という単語が見えてきて、物語も佳境に入りそうですね。
毎度毎度ワクワクしながら読んでるのでまだ終わらないで欲しいです。(でも二人には早くくっついて欲しい)
それでは5巻まで岩屋に籠もります。サンショウウオなので。