【感想】「熱帯魚は雪に焦がれる 3巻」これもうお互い惚れてるやつですやん・・・【次にくるマンガ大賞10位】
どうも、気がついたら9月が迫っていて虚無になっている百合おじです。
さて、今回は「熱帯魚は雪に焦がれる(はにがれ)」の3巻の感想なのですが、
「はにがれ」が「次にくる漫画大賞 2018」の10位にランクインしていましたね!
先ほど発表がありましたが、 #次にくるマンガ大賞 2018にて『熱帯魚は雪に焦がれる』がコミックス部門10位入賞となりました!!!ただただ嬉しい…!!たくさんの応援、本当にありがとうございました。3巻も出ますよ!これを機にもっともっと広がるといいなと思ってます。引き続き頑張ります! pic.twitter.com/VmIKv6AMVw
— 萩埜まこと@3巻8/27発売 (@93choco) August 23, 2018
個人的に「次にくる漫画大賞」は「このマンガがすごい!」等の漫画ランキング企画よりも圧倒的に信頼できるランキングだと思っているので、そんな中で「はにがれ」がノミネートするのは1ファンとして嬉しいです。
百合漫画は短命な作品が多い中で「はにがれ」が多くの人から推されているのを実感できました。ありがとう、先見の明がある百合好きの同士諸君。
~ここから本題~
2巻の締めで小夏ちゃんが「初めて会ったときあのとき...どうして私に声をかけてくれたんですか?」という、もはや告白のような展開からの今回の3巻なわけですが!
肝心の帆波先輩の答えとしては「どうしてだろう 勢いでかな...」というものでした。
わかってた!!!
正直、この時点で明確に答えが出ないっていう展開はわかってたけど!!!
小夏ちゃんが明らかに寂しい顔したときに僕も胸が痛かった!!!
それでも、この花火大会をきっかけに「お互いのことをちゃんと理解できていなかった。気になるからもっと相手のことを知りたい!」という展開に繋がるのがとても良いと思います。
焦らずゆっくりだけど、確実に相手との距離が縮まっていくようなこの雰囲気が「はにがれ」の魅力の一つだなというのを改めて実感できました。
体育祭回でも、帆波先輩が"小夏ちゃんの前では"色々な表情や仕草を見せてくれるけど、学校のみんなからは"成績優秀スポーツ万能の近寄りがたい存在”として思われてることに「先輩のことなんにも知らないくせに・・・」と嫌悪感を抱く小夏ちゃんがとても印象深いですね。
完全に「私の好きな人の悪口言わないでよ」って感じになってる彼女面(?)が好きすぎて「これだよこれこれ~!!」って言いながら読んでました。
女の子のこういうモヤモヤしたような感情がとても刺さる。
で!!!!!!
3巻のメインである文化祭準備回ですが!!!!!!!
これがまた尊いんですよ・・・
小夏ちゃんが先輩には内緒で毎日文化祭の出し物を練習してるその姿、「先輩の力になりたい!」という真っ直ぐな気持ち、最高。
先輩は先輩で「小夏ちゃんに色々教えてあげたいのに、クラスの出し物もあって一緒に居られない!」というもどかしさが全面に出ているのがまた可愛い。
そんなこんなでちょっとすれ違いはあったものの、「一番に先輩に見てほしかったから」というド真ん中ストレートの理由が明かされてメインの2人も、読者の僕も満面の笑みになってしまう神回でした。
この回は今までよりも「お互いのため」という意識が芽生えてたからこそ上記のようなエモい展開に繋がったので、二人の心の距離が縮まる演出として小夏ちゃんのショーはとても魅せられるものがあったと思います。
てかこんな告白みたいなこと言っててなんでまだ付き合ってないねん!!
以上。「はにがれ」3巻の感想でした。
連載1年弱で既に3巻も発売されているので、4巻もそう遠くないうちに発売されることを考えると早く続きが読みたくてウズウズしますね。
ではでは~