【名作】「私と彼女のお泊り映画」が終わってしまってとても辛い。
僕が買ってる百合漫画の中でも特に好きだった「私と彼女のお泊り映画」が3/9に発売した3巻で完結したのでこれを機に感想を書いてます。
内容としては「女の子二人がレンタルDVDを借りてきて一緒に見る」という一言で済んでしまうものなのですが、そんな一言では済ませられないほど二人の関係性が好きだったのでまーーーーーじで終わってしまったのが辛い。
勿論タイトルにもある「映画」要素も満載で、毎話ごとに違う映画を見てはその映画の影響を受けて女の子っぽく盛り上がる(ときには悲しんだり感動したりする)二人が可愛いし、自分も一時期はレンタルDVDで週末に映画を見ていたのでこの漫画を通じて見てみたい映画が増えたのも良かったです。
特に「キャロル」は近々借りてこようと思いました。
・「ここすき」ポイント
友達以上の関係だけど、恋人には(まだ)なってないような
お前らもう付き合っちゃえよ
的な関係が僕は好きでして、でも女の子同士で付き合うことが(常識的に)世間とは違うって認識がある場合だと百合として更に打点が高くなると思っているのですが、
この漫画は上記のポイントを完全に押さえています。素晴らしい。
そのシーン↓
あーーーーーーーーーーーー!↑ここすき
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「女同士っていうのが・・・その・・・やっぱり・・・普通考えられないよね?」
「何で?」
~中略~
「性別なんて関係ないと思うけど」
「うん・・・そうだね 小春の言うとおりだと思う」
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女性同士が恋に落ちる映画を見た後にそれを自分たちに重ねて考えていたところにこの迷いのない「何で?」
はーーーーーーーーーーーー
これはイケメン・・・(尊死)
この「私と彼女のお泊まり映画」は大学生の二人が最終話で同棲するようになり「ほぼ恋人」という関係で本編が終わるのですが、「私と彼女の同棲生活」という「お泊り映画」の未来の話の漫画が作者の安田剛助先生のHPに掲載されているので是非合わせて読んでほしい。これがまあ素晴らしい。
「同棲生活」の方は安田先生が「百合カップルの日常」って謳ってるだけあって恋人になった二人がイチャイチャしてるだけの甘々漫画。
やっぱり生みの親としても二人のイチャイチャもっと描きたかったんですね^~
普通に二人がエッチしてることを本編で明言してるし恋人同士の同棲感あっていいゾ~
ありがたいことに安田先生のTwitterのモーメントに「同棲生活」のリンクが全部まとめあったのでもHPよりこっちのほうが見やすいかもしれない。
それと安田先生のこのツイートを見ると商業として連載する百合漫画にもまだまだ壁があるんだなということを感じるしもっと百合が流行ればいいのになと思わずにはいられない。
ありがとうございます! 本編では直接的な百合にしてはいけないと云われて勝手にツイッターで始めた百合漫画でしたが(笑)、そう云ってもらえると嬉しいです……!!✨✨✨
— 安田剛助「じけん」「お泊まり映画」連載中 (@YasudaK00suke) 2018年2月2日
何はともあれ「私と彼女のお泊り映画」という素晴らしい百合漫画に出会えて良かった。また一つ好きな漫画が終わってしまって悲しいけど自分も世の中に好きなものを発信していく姿勢を大事にしていきたい。
おわり